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1: しじみ ★ 2020/07/20(月) 06:37:34.84 ID:G+GVDeJK9
ことしに入って、ロシアのシベリアで続いていた異常な高温は、地球温暖化の影響がなければ、ほぼ起こり得ない現象だったとする報告書をイギリスやロシアなどの研究機関のチームがまとめました。

ロシアのシベリアでは、ことし1月から6月までの平均気温が1981年から2010年までの同じ時期の平均気温よりも5度以上高かったほか、北極圏で過去最高とみられる38度を観測しました。

これについて、イギリスやロシアなどの研究機関の研究者のチームが、温暖化の影響を調べる観測モデルを使ってシミュレーションしたところ、この半年間の異常な高温は地球温暖化の影響がなければ、8万年に1回未満の確率でしか起こらない現象だったことがわかったとしています。

また、このまま気候変動が続けば、この地域の平均気温は2050年までに、現在と比べてさらに0.5度から5度ほど高くなるとしています。

研究チームは、こうした高温がシベリアで起きることで永久凍土が溶けて、地中のメタンが放出されたり森林火災の引き金となり、さらに多くの温室効果ガスが排出されたりするおそれがあるとして早急な対策を訴えています。

研究チームのフリーデリケ・オットー准教授は「気候変動が進めば、これまで想定もしなかった場所でも熱波への備えが必要になるだろう」とコメントしています。

■専門家「おととし7月の日本の猛暑も」

今回の報告書について、国立環境研究所・地球環境研究センターの江守正多副センター長は「おととし7月の日本の猛暑も、今回と同様の研究手法によって人類の活動による気候変動がなければほぼ起きえなかったことがわかっている。気候変動が進めば、さらに記録的な猛暑となるおそれがある。気候変動を止める必要性を実感する機会とすべきだ」と話しています。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200719/k10012522991000.html

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