1: 次郎丸 ★ 2020/05/19(火) 14:29:01.04 ID:W+4lNXz49
「清酒特区」認定の佐渡島で醸造体験プログラム開始へ 「島の活性化貢献したい」
毎日新聞 2020年5月19日 14時00分(最終更新 5月19日 14時00分)
https://mainichi.jp/articles/20200518/k00/00m/040/249000c

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特区新設で清酒が造れるようになった新潟県佐渡市の「学校蔵」と、尾畑酒造の平島健社長=尾畑酒造提供

 老舗の酒造会社「尾畑酒造」(新潟県佐渡市)は、少量での清酒造りが可能となる「清酒特区」制度を利用し、5月下旬から新たな酒造りを開始する。
佐渡島の廃校を再利用した「学校蔵(がっこうぐら)」を使い、7月には観光客向けに醸造体験プログラムを予定している。現在は新型コロナウイルスの影響で島外との往来はほとんどできない状態だが、平島健社長(55)は「なんとか夏までには収束してほしい。多くの観光客に体験プログラムに参加してもらって、島の活性化に貢献したい」と話している。【岡大介/統合デジタル取材センター】

 清酒特区は2019年12月、構造改革特別区域法の一部を改正して新設された。これまでは複数の場所で清酒を醸造する免許を得るには、同じ敷地内や近接の場合を除き、製造所ごとに年間60キロリットル以上を生産する必要があった。

 しかし特区内では、既に免許を持っている事業者ならば本家の大規模な酒蔵のほかに、60キロリットル未満の小規模な清酒工場の設置が可能になった。

 新潟県佐渡市は3月、大分県宇佐市とともに清酒特区に認定された。そして佐渡市は5月10日付で、尾畑酒造の「本家」の酒蔵から約8キロ離れた学校蔵での清酒造りを認めた。体験型観光の目玉として、訪日外国人などを呼び込むのが狙いだ。

 学校蔵での酒造りそのものは、実は14年から毎年行ってきた。ただ、製造量が年間60キロリットル以下のため、清酒の基準を満たさない、香り付けした「リキュール」に仕上げていた。6年をかけて「清酒造り」が実現し、尾畑酒造の平島社長は「これで『日本酒で地域活性化』という目的を、よりすっきりとわかりやすく打ち出せるようになった」と意気込む。

 体験プログラムでは、こうじ、蒸し米、水をタンクに3回投じて発酵させる「三段仕込み」と呼ばれる作業などをしてもらう予定だ。平島社長は「地元産のコメの手触り、ぬくもりを直接感じてもらいたい。器具を清掃して清潔に保つことなど、日本酒造りの肝となる地味な部分も全部見てもらいたい」と語る。

※以下省略

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