こちら、冬の味覚『カキ』がおいしい季節を迎えています。
福岡や佐賀に産地の多いカキですが、今、ある異変が起きています。

栄養豊富で海のミルクと呼ばれている『カキ』。今まさに旬を迎えています。そのカキに異変が。

２５日、訪ねたのは、北九州市小倉南区にあるカキ小屋。

こちらのカキ小屋では、福岡県東部のブランドカキ『豊前海一粒かき』を出しています。
カキ小屋の近くで、直売所を夫とともに経営している恵良富美代さん。

ことしは不安を抱えての年末となりました。
「この前ものすごくおいしかった。ことしは味がよかった」
「身はいいんです。数が少ないだけで…」

ことしのカキは不漁で、例年の半分しか水揚げがないと言います。カキはいったいどのような状況なのでしょうか？

水揚げを終えたばかりの漁師である夫の義一さんは。「ことしは異常に死んでいる」養殖場から水揚げする時におよそ７割のカキが死んでいて市場に出せるのものが少ないといいます。

「何年も続いたらきつい」
今回の不漁を受けて、恵良さんは直売所のカキの値段を１キロあたり１００円値上げしました。

「カキのシーズンは１１月の下旬から４月の上旬ぐらいまで。３月の上旬で終わる可能性がある」

恵良さんの店は、年内はいつもと同じ量の予約を受けていますが、年明けは予約を減らすということです。

シーズンを迎えたことしのカキについては、福岡県糸島市や佐賀県太良町でも例年より水揚げが少ないといいます。

専門家は。

「例年になく台風や寒気の接近が多く短期間のうちに水温が乱高下するといった特異な環境が影響していると思う」

ただ今後、残ったカキが海の栄養分をより多く取り込んで身が大きく育つことが期待できるといいます。

鍋物にカキ小屋。冬の味覚の「カキ」。これまでのところ年末年始のカキ小屋の営業に影響はないということです。

2019.12.25 19:30
http://www.fbs.co.jp/news/news16262549.html



他ソース
カキ小屋、不漁でピンチ　8割死滅のイカダも　海水温乱高下影響か
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/571079/

ま、まさかお台場のウンコが福岡まで！？